昨年9月に紀伊半島を中心に多数の死者を出した台風12号は、和歌山県日高郡にも記録的な豪雨をもたらし、日高川の氾濫によって家屋の流出や水没、あるいは浸水等で全・半壊する被害が多発し、道路や橋梁の崩落・土砂崩れ等も相次ぐなど、甚大な被害を受けました。

(日高川氾濫時の様子)

*水位1m以上の道路冠水が観測された



(氾濫終息後の高水敷の様子)

*流木・岩・ごみなどが散乱している(写真右上は鋼製スリットウォール枠型)



日高川沿いの鋼製スリットウォール枠型擁壁(壁高8m・延長900m)も、河川の氾濫によって擁壁全体が冠水して洪水の激流を受けました。
しかし、洪水終息後の調査でスリットウォール擁壁に損傷は無く、耐久性と安全性、そして減災性の高さが改めて実証されました。

(無被害だった鋼製スリットウォール枠型擁壁)


鋼製スリットウォールは、なぜ激流に耐えることができたのでしょうか?
その理由は、スリットウォールの壁面構造にあります。

(Point1) 鋼製壁面材の上下をボルトで連結し全体を一体化させた壁面構造
(Point2) 鋼製壁面は流木や岩塊による衝撃に強い
(Point3) 排水性に優れた壁面形状



「鋼製スリットウォール」は、地域の保全維持に大いに貢献する補強土擁壁です。



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